補助金ちず

申請の基礎

製造業が使える補助金:新事業進出・ものづくり、省力化投資、省エネ設備、業務改善助成金の使い分け

製造業の中小企業(資本金3億円以下または従業員300人以下)が使える国の補助金を、新製品・新市場(新事業進出・ものづくり)、省力化(省力化投資補助金)、賃上げと設備(業務改善助成金)、省エネ・脱炭素、販路開拓(持続化補助金、従業員20人以下)に分けて整理します。前身のものづくり補助金の採択率の推移も並べます。

更新公式ページの確認日 2026年9月30日補助金ちず 編集部

業種別製造業が使える補助金補助金ちず
写真: Michaela(Unsplash)

製造業の中小企業が使える国の補助金は、投資の目的でおおむね5つに分かれます。

目的ごとの候補

新製品・新市場・輸出

新事業進出・ものづくり商業サービス補助金

人手不足を機械・システムで補う

省力化投資補助金(一般型・カタログ注文型)

時給の引上げと設備投資

業務改善助成金

エネルギー費の削減・脱炭素

省エネ・脱炭素設備の補助金

販路開拓(従業員20人以下)

持続化補助金

対象になる規模

区分 製造業の範囲
中小企業者 資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社、または常時使用する従業員の数が300人以下の会社又は個人
小規模事業者(持続化補助金) 常時使用する従業員の数が20人以下

詳しくは中小企業の定義にまとめています。

新製品・新市場:新事業進出・ものづくり商業サービス補助金

製造業が長く使ってきたものづくり補助金は23次締切で終わり、2026年度からは新事業進出・ものづくり商業サービス補助金にまとまりました。3つの枠があり、第1回の締切は2026年10月30日18:00です(詳しく)。

枠 上限(通常) 下限 補助率(中小企業)
革新的新製品・サービス枠 750万〜2,500万円 100万円 1/2(小規模2/3)
新事業進出枠 2,500万〜7,000万円 750万円 1/2
グローバル枠 2,500万〜7,000万円 750万円 2/3

前身のものづくり補助金の採択率は、21次34.1%・22次37.5%・23次35.1%でした(当サイトの計算。採択率の読み方)。

省力化:省力化投資補助金

人手不足に対応する省力化投資の補助です(詳しく)。

  • 一般型:自社の工程に合わせた設備・システム。上限750万〜8,000万円、第8回の締切は2026年10月16日17:00。第1〜6回の採択率は60.9〜69.3%(当サイトの計算)。
  • カタログ注文型:カタログの製品を随時申請。製造業向けの製品の追加が続いていて、2026年6〜9月には「CNCホブ盤」「歯車検査機」「精密板金向け自動タッピングマシン」「プラスチックペレット選別機」「切削屑連続遠心脱油機」などが追加されています(製品カタログ)。

時給の引上げと設備:業務改善助成金

事業場内で最も低い時給を50円・70円・90円以上引き上げ、設備投資等を行うと、費用の一部(4/5または3/4)が助成されます。上限は最大600万円です(詳しく)。

省エネ・脱炭素設備

工場の設備更新でエネルギー費を下げる投資には、国・都道府県・市区町村の省エネ・脱炭素設備の補助があります(省エネ・脱炭素設備の補助金(事業者))。自治体の例:古賀市 中小企業等向け太陽光発電設備導入補助金、福井県 企業の太陽光・蓄電池設備導入促進事業補助金。

販路開拓:持続化補助金(従業員20人以下)

製造業は、常時使用する従業員が20人以下なら持続化補助金の対象です。公募要領は、機械装置等費の対象の例に「新たなサービス提供のための製造・試作機械(特殊印刷プリンター、3Dプリンター含む)」、委託・外注費の例に「製造・生産強化のためのガス・水道・排気工事」を挙げています(詳しく)。

関連

出典

よくある質問

製造業の中小企業の範囲は?

ものづくり補助金の公募要領などで使われる中小企業者の範囲では、製造業は資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社、または常時使用する従業員の数が300人以下の会社又は個人です(ゴム製品製造業の一部は900人以下)。持続化補助金の小規模事業者は、製造業その他で常時使用する従業員20人以下です。

この記事の更新

  • 2026年9月30日初版

同じテーマの記事