制度の比較
新事業進出・ものづくり補助金と省力化投資補助金の違い:目的・上限額・補助率・締切・採択率を並べる
設備投資に使える国の大型補助金、新事業進出・ものづくり商業サービス補助金と中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型・一般型)を、目的・上限額・補助率・賃上げ要件と未達の扱い・次の締切・採択率で並べて比べます。
設備投資に使える国の大型の補助金は、2026年度には主に2つです。どちらも中小企業基盤整備機構の事業で、GビズIDプライムで電子申請します。
- 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金:革新的な製品・サービスの開発、新市場への進出、輸出の体制づくり(詳しく)。
- 中小企業省力化投資補助金:人手不足に対応するための省力化投資。カタログ注文型と一般型(詳しく)。
目的で分かれる
新事業進出・ものづくり
新しい製品・サービス・市場への挑戦
省力化投資(一般型)
自社の工程に合わせた省力化の設備・システム
省力化投資(カタログ注文型)
カタログの製品を選んで導入
並べて比べる
| 項目 | 新事業進出・ものづくり(第1回) | 省力化 一般型(第8回) | 省力化 カタログ注文型 |
|---|---|---|---|
| 申請 | 公募回ごと | 公募回ごと(年3〜4回の予定) | 随時 |
| 次の締切 | 2026年10月30日 18:00 | 2026年10月16日 17:00 | — |
| 補助上限(通常) | 革新枠 750万〜2,500万円/新事業進出枠・グローバル枠 2,500万〜7,000万円 | 750万〜8,000万円 | 500万〜1,000万円 |
| 補助上限(賃上げ特例) | 革新枠 〜3,500万円/他の枠 〜9,000万円 | 〜1億円 | 〜1,500万円 |
| 下限 | 革新枠100万円/他の枠750万円 | — | — |
| 補助率(中小企業) | 1/2(特例2/3)。グローバル枠2/3 | 1/2(特例2/3) | 1/2以下 |
| 付加価値・生産性の目標 | 付加価値額 年平均4.0%以上 | 労働生産性 年平均4.0%以上 | 労働生産性 年平均3.0%以上 |
| 給与の目標 | 1人当たり給与支給総額 年平均3.5%以上 | 同 3.5%以上 | 上限を上げる場合に要件あり |
| 目標の未達 | 未達成率に応じた返還 | 達成率に応じた返還 | 補助額の減額 |
| 採択の目安 | 前身の制度は3件に1件程度 | 第1〜6回は6〜7割 | 要件を満たせば交付決定 |
採択の目安は当サイトが公表値から計算したものです。前身の制度(中小企業新事業進出補助金 第1〜4回、ものづくり補助金 21〜23次)は33.9〜37.5%、省力化一般型は第1〜6回で60.9〜69.3%でした。
選ぶときの考え方
- 何のための投資か:新しい製品・サービスや市場への挑戦なら新事業進出・ものづくり、今の業務の人手を減らす投資なら省力化。
- 急ぐか:カタログにある製品なら、随時申請で交付決定まで概ね1〜2か月のカタログ注文型。
- 規模:新事業進出枠は下限が750万円(補助率1/2なら対象経費1,500万円以上)。小さな投資には向きません。
- 賃上げの約束:どちらも数年間の給与・最低賃金の目標があり、未達だと返還(カタログ注文型は減額)です。補助額と一緒に、この期間の人件費の計画を立てる必要があります。
- どちらも交付決定の前に契約・発注した経費は対象外です(交付決定の前に着手してはいけない理由)。
関連
出典
- 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 公式サイト(確認日 2026-09-30)
- 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 公募スケジュール(確認日 2026-09-30)
- 中小企業省力化投資補助金 公式サイト(確認日 2026-09-30)
- 中小企業省力化投資補助事業(一般型)公募要領(第8回公募)(確認日 2026-09-30)
- 省力化投資補助金 カタログ注文型 2026年3月19日の改定概要(確認日 2026-09-30)
- 省力化投資補助金 一般型 採択結果(確認日 2026-09-30)
よくある質問
同じ設備で両方の補助金を受けられますか?
この記事で比べた公開資料には、同じ設備で両方を受けられるという記載はありません。国の補助金の重複の扱いは、それぞれの公募要領の「対象外となる事業」「重複」の項目で確かめる必要があります。
受付状況は公式の募集期間から毎日計算しています。予算に達した場合など、期間中でも受付が終わることがあります。申請の前に、必ず実施機関の募集要項と窓口で最新の条件を確認してください。当サイトは申請の代行や採択の可否の判断は行っていません。編集方針
この記事の更新
- 2026年9月30日初版
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