申請の基礎
補助金の申請方法はJグランツだけではない:自治体の電子申請・メール・郵送・持参の実例と、それぞれの注意点
国の大型補助金は専用の電子申請システムだけで受け付けますが、都道府県・市区町村の補助金は、自治体の電子申請サービス・メール・郵送・窓口への持参など申請のしかたがさまざまです。当サイトで掲載している福井県・古賀市・茅野市の7つの制度の申請方法を公式ページで確かめて並べ、郵送の追跡、メール提出、着手前の届出など、方法ごとの注意点をまとめます。
国の補助金の電子申請といえばJグランツですが、申請の方法はそれだけではありません。国の大型の補助金はそれぞれ専用の電子申請システムで受け付け、都道府県・市区町村の補助金は、自治体の電子申請サービス・メール・郵送・窓口への持参など、制度ごとに方法が違います。
当サイトの集計では、2026年10月1日にJグランツで受付中だった地域向けの制度226件のうち、Jグランツで申請できるのは145件(64%)、東京都を除くと133件中57件(43%)でした(自治体の補助金はどこで申請するか)。Jグランツに載っていても、申請は別の方法という制度が少なくありません。
申請のしかたの型
専用の電子申請システム
国の大型補助金。GビズIDでログイン
自治体の電子申請サービス
都道府県・市区町村のオンライン受付
メール
申請書の電子データを担当課のアドレスへ送る
郵送
書類一式を送る。追跡できる方法が推奨されることも
窓口への持参
担当課や市町の窓口へ直接出す
当サイト掲載の7制度の申請方法
| 制度 | 申請の方法 | 申請先 |
|---|---|---|
| 福井県 次世代自動車補助金 | 電子申請(県の電子申請サイト)、郵送、持ち込み | 福井県 エネルギー課 |
| 福井県 企業の太陽光・蓄電池補助金 | メール(「申請書はメールにて受付します」) | 福井県 エネルギー課 |
| 福井県 V2H補助金 | 郵送または持ち込み | 福井県 エネルギー課 |
| 福井県 嶺南地域の3点セット補助金 | 正本を持参・郵送(書留等)、または電子データをメール | 福井県 エネルギー課 |
| 福井県 住宅の太陽光・蓄電池補助金 | お住まいの市町の担当窓口(審査・交付決定と額の確定は市町) | 各市町 |
| 古賀市 中小企業等向け太陽光補助金 | 郵送、または市役所環境課の窓口へ持参 | 古賀市 環境課 |
| 茅野市 新商品開発事業補助金 | 市のページの様式で市の商工課へ。開発に着手する前に計画届 | 茅野市 商工課 |
福井県の次世代自動車・企業向け太陽光・V2H、古賀市、茅野市は2026年10月1日に公式ページで確かめました。嶺南3点セットと住宅向け太陽光は、当サイトの制度データ(2026年9月30日確認)によります。同じ福井県のエネルギー課の補助金でも、制度ごとに方法が違うことがわかります。
国の大型補助金は専用システムだけ
| 制度 | 申請の方法(公募要領) |
|---|---|
| 持続化補助金〈一般型 通常枠〉(第20回) | 電子申請システムだけ。郵送では受け付けない |
| 省力化投資補助金〈一般型〉(第8回) | 「本事業の申請は、電子申請システムのみで受け付けます」 |
どちらもGビズIDが必要です(省力化投資補助金はGビズIDプライム)(GビズIDとJグランツ)。省力化投資補助金は、申請者自身が申請マニュアルに従って申請する必要があり、申請者自身による申請と認められない場合は不採択としています。
方法ごとの注意点
郵送
- 福井県の次世代自動車補助金とV2H補助金は、郵送の場合「特定記録郵便など、郵便物の追跡ができる方法」を推奨しています。嶺南3点セットは書留等での郵送です。
- 締切が「必着」か「消印有効」かは制度ごとに違います。福井県の次世代自動車補助金の申請期限は、当サイトの制度データでは2027年3月31日必着です。
メール
- 福井県の企業向け太陽光補助金は、申請書類の電子データをメールで受け付けます。当サイトの制度データでは、工事会社・コンサルタント等が代わりに申請者となることはできません。
- 同じ制度の募集ページは「申請総額が予算上限に達した時点で受付を終了します」としています(福井県の企業向け太陽光補助金)。
窓口への持参・市町の窓口
- 福井県の住宅向け太陽光補助金は、県の補助金でも申請先は市町です。県ではなく、お住まいの市町の担当窓口に出します(福井県の住宅用太陽光・蓄電池補助金)。
様式のダウンロード
- 当サイトが掲載する市の制度では、申請書の様式を募集ページからダウンロードします。古賀市は交付申請書・誓約書兼同意書などをWord形式で、茅野市は計画届・交付申請書と記入例を掲載しています。
順番の違いにも注意
申請の「方法」だけでなく、「いつ出すか」も制度によって違います。
出すタイミングの違い
先に出す型(茅野市)
- 1計画届を出す
- 2商品開発
- 3補助金申請
- 4審査会
- 5交付決定
後から出す型(福井県 次世代自動車)
- 1車を買い国の補助金に申請
- 2国の交付決定
- 3県へ申請
- 4県の審査・交付決定
- 茅野市の新商品開発事業補助金は「商品の開発に着手する前に、新商品開発事業計画届(様式第1号)を提出してください」としています。
- 古賀市の太陽光補助金は、交付決定の日以降に設備の設置・着工をする順番です(令和7年12月1日〜令和8年3月31日の着工は、交付決定前でも認める特例あり)。
交付決定の前に契約・着工してよいかは交付決定の前に着手してはいけない理由、全体の流れは補助金の申請から入金までの流れで扱っています。
関連
出典
- 【令和8年度】次世代自動車普及促進事業補助金の募集を開始します(福井県)(確認日 2026-10-01)
- 企業の太陽光・蓄電池設備導入促進事業補助金(福井県)(確認日 2026-10-01)
- V2H充放電設備設置支援事業補助金(福井県)(確認日 2026-10-01)
- 嶺南地域の脱炭素化推進事業補助金(福井県)(確認日 2026-09-30)
- 住宅の太陽光・蓄電池設備導入促進事業補助金(福井県)(確認日 2026-09-30)
- 古賀市中小企業等向け太陽光発電設備導入補助金(古賀市)(確認日 2026-10-01)
- 茅野市新商品開発事業補助金について(茅野市)(確認日 2026-10-01)
- 小規模事業者持続化補助金〈一般型 通常枠〉公募要領 第8版(第20回)(確認日 2026-10-01)
- 中小企業省力化投資補助事業(一般型)公募要領(第8回公募)(確認日 2026-10-01)
- Jグランツ(補助金の電子申請システム)(確認日 2026-10-01)
よくある質問
自治体の補助金も、GビズIDとJグランツで申請するのですか?
制度によって違います。当サイトが掲載する福井県の次世代自動車補助金は県の電子申請・郵送・持ち込み、福井県の企業向け太陽光補助金はメール、古賀市の太陽光補助金は郵送または窓口への持参です。申請先と方法は、各制度の募集ページで確かめる必要があります。
郵送で申請するとき、気をつけることはありますか?
福井県の次世代自動車補助金とV2H補助金の募集ページは、郵送の場合、特定記録郵便など郵便物の追跡ができる方法を推奨しています。締切が「必着」かどうかも募集ページで確かめる必要があります。
この記事の更新
- 2026年10月1日初版。掲載中の7制度の申請方法を公式ページ・制度データから整理
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