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申請の基礎

子育て世帯の住まいの補助:みらいエコ住宅2026の新築は子育て・若者夫婦世帯なら長期優良住宅も対象。リフォームと結婚・移住の支援も整理

子育て世帯が住まいで使える国の補助を、新築・リフォーム・結婚・移住の場面ごとに整理しました。みらいエコ住宅2026事業の新築は、子育て世帯と若者夫婦世帯なら長期優良住宅・ZEH水準住宅も対象です。「子育て世帯」「若者夫婦世帯」の生年月日の基準、地域区分ごとの補助額、2023年からの事業の名前と額の移り変わりを表にしています。

更新公式ページの確認日 2026年10月1日補助金ちず 編集部

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写真: Watt A Lot(Unsplash)

子育て世帯が住まいのことで使える国の補助は、場面によって制度が分かれています。この記事では、新築・リフォーム・結婚・移住の4つの場面で、どの制度を見ればよいかを整理します。

いちばん大きいのは、国土交通省と環境省のみらいエコ住宅2026事業の新築の補助です。GX志向型住宅はすべての世帯が対象ですが、長期優良住宅・ZEH水準住宅は子育て世帯か若者夫婦世帯に限られます。

場面ごとに見る制度

家を建てる・買う

みらいエコ住宅2026事業(新築)。長期優良住宅・ZEH水準住宅は子育て世帯・若者夫婦世帯に限る

今の家を直す

みらいエコ住宅2026事業(リフォーム)ほか住宅省エネ2026の事業。世帯の属性による上限の区別なし

結婚して新生活を始める

自治体の結婚・妊娠・共育ての相談機会提供・支援プログラム

地方へ移り住む

移住先の市町村の移住支援金。18歳未満の子どもを帯同すると加算あり

新築:みらいエコ住宅2026事業

対象になる世帯

補助対象住宅 対象となる世帯
GX志向型住宅 すべての世帯
長期優良住宅 子育て世帯または若者夫婦世帯
ZEH水準住宅 子育て世帯または若者夫婦世帯

「子育て世帯」「若者夫婦世帯」は、公式サイトで次のように決められています。判断のもとになるのは生年月日です。

区分 定義 生年月日の基準 令和8年3月末までに工事着手した場合
子育て世帯 申請時点において、子を有する世帯 子が平成19(2007)年4月2日以降出生(令和7年4月1日時点で18歳未満) 平成18(2006)年4月2日以降出生
若者夫婦世帯 申請時点において夫婦であり、いずれかが若者である世帯 若者が昭和60(1985)年4月2日以降出生(令和7年4月1日時点で39歳以下) 昭和59(1984)年4月2日以降出生

補助額

補助額は住宅の性能と、省エネ法に基づく「地域の区分」で決まります。

補助対象住宅 1〜4地域 5〜8地域 古家の除却を伴う場合の加算
GX志向型住宅 125万円/戸 110万円/戸 なし
長期優良住宅 80万円/戸 75万円/戸 20万円
ZEH水準住宅 40万円/戸 35万円/戸 20万円

古家の除却の加算は、新築住宅の建築主またはその親族が所有する住宅の解体工事を発注し、2025年11月28日から完了報告までに解体工事が完了するものに限られます。複数の古家を除却しても、加算は20万円が上限です。

例えば、5〜8地域の子育て世帯が長期優良住宅を建て、あわせて古家を除却する場合は、75万円+20万円=95万円/戸です(当サイトの計算)。

そのほかの主な条件

  • みらいエコ住宅事業者と工事請負契約を結び、2025年11月28日以降に基礎工事に着手した住宅
  • 建築主(所有者)自らが居住する(住民票で確認)
  • 住戸の床面積が50㎡以上240㎡以下
  • 申請はみらいエコ住宅事業者が行い、補助金は建築主に還元される(一般消費者が直接申請することはできない)

期限と予算の状況

手続き 期限(予算上限に達した場合は当該時点まで)
交付申請の予約 遅くとも2026年11月16日まで(注文住宅の新築のZEH水準住宅は2026年8月17日まで)
交付申請 遅くとも2026年12月31日まで(注文住宅の新築のZEH水準住宅は2026年9月30日まで)

予算は、長期優良住宅・ZEH水準住宅分が1,450億円(国土交通省)、GX志向型住宅分が750億円(環境省)です。2026年9月30日時点の予算に対する申請額の割合は、GX志向型住宅が60%、長期優良住宅・ZEH水準住宅が35%でした。最新の割合は公式サイトで確かめてください。

リフォーム:世帯による上限の区別はない

みらいエコ住宅2026事業のリフォームは、平成28年12月31日以前に新築された住宅が対象で、補助の上限は住宅の建築時期と工事の水準で決まります(1戸あたり40万〜100万円)。リフォームのページには、世帯の属性で上限を分ける記載はありません。補助対象工事のメニューには「子育て対応改修」がありますが、外に面した窓のある1つの居室で断熱などの決められた組み合わせの工事を行うことが前提です(みらいエコ住宅2026事業(リフォーム)とは)。

窓・給湯器の交換は、先進的窓リノベ2026事業・給湯省エネ2026事業の対象になる場合があります(窓・給湯・断熱:3事業の違い)。

2023年からの移り変わり

子育て世帯・若者夫婦世帯を対象にした国の住宅の補助は、年度ごとに名前と中身が変わってきました。

年 事業 新築の補助額(上限) 新築の対象世帯 リフォームの上限
2023 こどもエコすまい支援事業 100万円/戸 子育て世帯・若者夫婦世帯 世帯等属性に応じて30万〜60万円/戸
2024 子育てエコホーム支援事業 長期優良住宅100万円/戸、ZEH水準住宅80万円/戸 子育て世帯・若年夫婦世帯 子育て世帯・若者夫婦世帯30万円/戸、その他の世帯20万円/戸(既存住宅購入や長期優良リフォームで引上げあり)
2025 子育てグリーン住宅支援事業 GX志向型住宅160万円/戸、長期優良住宅80万円/戸、ZEH水準住宅40万円/戸(基本額) GX志向型はすべての世帯、長期優良・ZEH水準は子育て世帯または若者夫婦世帯 40万円または60万円/戸
2026 みらいエコ住宅2026事業 上の表のとおり(地域区分で違う) GX志向型はすべての世帯、長期優良・ZEH水準は子育て世帯または若者夫婦世帯 40万〜100万円/戸(建築時期と工事の水準による)

2024年は、リフォームで子育て世帯・若者夫婦世帯の上限が高く設定されていました。2026年のリフォームは、上限を建築時期と工事の水準で決める方式です。各年の予算と受付終了の時期は、住宅省エネキャンペーンの年度ごとの推移にまとめています。

結婚して新生活を始めるとき

令和8年度から、国の「結婚新生活支援事業」は結婚・妊娠・共育ての相談機会提供・支援プログラムに名前が変わりました。自治体が、講座等を受講した新婚世帯の住宅取得費用・リフォーム費用・家賃・引越費用などを補助する取組を、国が支援します。国の概要資料では、対象世帯は夫婦ともに39歳以下かつ世帯所得500万円未満、補助上限は夫婦ともに29歳以下で60万円、それ以外で30万円です。実施するかどうか、金額や条件は自治体ごとに違います。詳しくは結婚新生活支援(新名称)にまとめています。

地方へ移り住むとき

東京23区から地方へ移住する人向けの移住支援金は、内閣府の資料で、18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合に1人につき最大100万円を加算するとされています(金額は都道府県が設定)。要件は移住支援金とはにまとめています。

確かめておくこと

  1. 子どもの生年月日、夫婦の生年月日が基準に入っているか(工事着手の時期で基準が変わる)
  2. 建てる住宅がGX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅のどれに当たるか(証明書で確認)
  3. 建築会社がみらいエコ住宅事業者に登録しているか
  4. 住まいの地域区分(1〜4地域か5〜8地域か)
  5. 期限と、予算に対する申請額の割合
  6. 自治体の子育て・結婚・移住の支援を併せて使う場合は、国の補助との併用の決まり

出典

よくある質問

子育て世帯でなくても、みらいエコ住宅2026の新築の補助は使えますか?

公式サイトでは、GX志向型住宅はすべての世帯が対象、長期優良住宅・ZEH水準住宅は子育て世帯または若者夫婦世帯のいずれかが対象とされています。

リフォームは子育て世帯だと上限が上がりますか?

みらいエコ住宅2026事業のリフォームのページでは、補助の上限は住宅の建築時期と工事の水準で決まり、世帯の属性で上限を分ける記載はありません。2024年の子育てエコホーム支援事業では、子育て世帯・若者夫婦世帯の上限が高く設定されていました。

この記事の更新

  • 2026年10月1日初版。予算に対する申請額の割合は2026年9月30日時点の公式サイトの表示