補助金ちず

申請の基礎

移住支援金とは:東京23区から地方へ移る人の要件、支給額(世帯100万円・子ども1人最大100万円加算)と返還

地方創生移住支援事業の移住支援金は、東京23区に住んでいた人・通勤していた人が東京圏の外などへ移住し、就業や起業をした場合に、移住先の市町村から支給されます。国の要件(移住元・移住先・就業・申請期限)と支給額の上限、子どもの加算、起業支援金との組み合わせ、5年以内の転出による返還を整理します。

更新公式ページの確認日 2026年9月30日補助金ちず 編集部

移住支援金東京23区から地方へ移る人補助金ちず
写真: Gaku Suyama(Unsplash)

移住支援金(地方創生移住支援事業)は、東京23区に住んでいた人、または東京圏から東京23区へ通勤していた人が、東京圏の外(または東京圏の条件不利地域)へ移住し、就業や起業などをした場合に支給されるお金です。

国が都道府県に交付金を出し、移住者には移住先の市町村から支給されます。制度の主体は地方公共団体で、国のページも「実施期間、支給額等の制度の詳細は地方公共団体により異なります」としています。この記事は国の共通の要件をまとめたものです。

支給までの流れ

  1. 1移住先が実施自治体か確認
  2. 2移住(転入)
  3. 3就業・テレワーク・起業など
  4. 4移住先の市町村へ申請
  5. 5市町村から支給
  6. 6移住先に住み続ける

申請は転入後1年以内。申請から5年以内に転出すると返還の対象です。

支給額の上限

区分 国の上限(この範囲で都道府県が額を設定)
世帯 100万円以内
単身 60万円以内
子どもの加算 18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合、1人につき最大100万円

たとえば18歳未満の子ども2人と世帯で移住する場合、国の上限では、世帯分100万円+子ども2人分最大200万円で最大300万円です。実際の額は都道府県・市町村の設定によります。

起業支援金との組み合わせ

地域の社会的な課題に取り組む起業には起業支援金(最大200万円)があり、移住支援金と組み合わせると、世帯で最大300万円、単身で最大260万円(内閣府のページ)になります。1年以内に起業支援金の交付決定を受けていることは、移住支援金の就業等の要件の1つでもあります。

国の要件

移住元

  • 移住直前の10年間で通算5年以上、東京23区に在住、または東京圏(条件不利地域を除く)に住んで東京23区へ通勤していたこと。
  • そのうえで、直近1年以上は東京23区に在住または通勤していること。
  • 会社員として通勤していた場合は、雇用保険の被保険者としての通勤に限ります。
  • 東京23区内の大学等へ通学していた期間は、条件を満たせば期間に含められます。

東京圏は東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県です。埼玉・千葉・神奈川に住み、東京23区以外へ通勤していた人は対象になりません。

移住先

  • 東京圏以外の道府県、または東京圏の条件不利地域(国のページに市町村が載っています)。
  • 移住支援事業を実施している都道府県・市町村に限られます(実施自治体の一覧)。

就業等(いずれか)

要件 内容
就業 都道府県のマッチングサイトに移住支援金の対象として載った求人への就業など
テレワーク 自己の意思で移住し、移住先で移住前の業務を引き続き行う
関係人口 市町村が独自に定める要件
起業 1年以内に起業支援金の交付決定を受けている

申請と居住

  • 申請は転入後1年以内。
  • 申請後5年以上、移住先の市町村に継続して住む意思があること。

返還

国の要件では、申請から5年以内に移住先から転出した場合や、虚偽の申請をした場合などが返還の対象です。転出までの期間によって返還する額が変わるかどうかは、国のページには書かれていないため、移住先の自治体の要綱で確認が必要です。

確認の順番

  1. 移住を考えている市町村が実施自治体の一覧にあるか。
  2. その都道府県・市町村の額(世帯・単身・子どもの加算)と受付期間。
  3. 自分の移住元の履歴(10年間で通算5年・直近1年)が、住民票や雇用保険の記録で示せるか。
  4. 就業等のどの要件で申請するか(求人・テレワーク・起業)。

関連

出典

よくある質問

どこに申請しますか?

移住して就業等をした後、移住先の市町村へ申請し、市町村から支給されます。申請は転入後1年以内です。

どの市町村に移っても対象ですか?

移住支援事業を実施している都道府県・市町村に限られます。実施自治体は内閣府の一覧で公表されています。

何年住めば返さなくてよいですか?

国の要件は、申請から5年以内に移住先から転出した場合を返還の対象としています。返還する額の決め方は自治体の要綱で確認が必要です。

この記事の更新

  • 2026年9月30日初版。国の要件で作成。額・期間などの詳細は自治体ごとに異なる