申請の基礎
中小企業成長加速化補助金とは(3次公募):売上高100億円をめざす投資に上限5億円・補助率1/2、締切は11月12日に延長
将来の売上高100億円をめざして大胆な投資をする中小企業を支援する中小企業成長加速化補助金。3次公募(公募要領Ver1.4)の要件(投資額1億円以上・100億宣言・賃上げ)、補助率1/2・上限5億円、延長された締切(令和8年11月12日15:00)、プレゼン審査までの日程と、1次・2次の有効申請件数・採択件数を整理します。
中小企業成長加速化補助金は、将来の売上高100億円をめざして大胆な投資を進めようとする中小企業の取組を支援する補助金です(3次公募の公募要領「事業の目的」)。公式の情報は中小企業基盤整備機構の「100億企業成長ポータル」に載っています。
| 早見 | 3次公募(公募要領 Ver1.4) |
|---|---|
| 補助率 | 1/2 |
| 限度額 | 5億円 |
| 投資額の要件 | 補助対象経費のうち投資額が1億円以上(税抜き) |
| 売上高の要件 | 10億円以上100億円未満 |
| 受付期間 | 令和8年9月29日(火)〜令和8年11月12日(木)15:00 |
| 申請 | Jグランツのみ(GビズIDプライムアカウントが必要) |
| 補助事業期間 | 交付決定日から24か月以内 |
締切は延長された
公募要領の改訂履歴には「2026/9/29 1.4 表紙 受付期間を変更」「23頁 申請受付締切を変更」とあります。中小企業庁のミラサポplusの2026年8月20日の告知には「申請受付期間:9/29〜10/29」とありましたが、これは変更前の日程です。現在の受付期間は公募要領Ver1.4の表紙のとおり、令和8年11月12日(木)15:00までです。
GビズIDの取得には2週間程度かかる場合があるため、余裕を持って準備するよう公募要領は求めています(GビズIDとJグランツ)。
3次公募の日程
申請から採択まで
- 1100億宣言をポータルで公表
- 2Jグランツで申請
- 31次審査(書面)
- 4プレゼンテーション審査(経営者自身が説明)
- 5採択結果の公表
- 6交付申請(採択決定日から2か月以内)
外部コンサルティング会社等は、プレゼンテーション審査に同席できません。
| 段階 | 日付(公募要領 Ver1.4) |
|---|---|
| 申請受付開始 | 令和8年9月29日(火) |
| 申請受付締切 | 令和8年11月12日(木)15:00 |
| 1次審査結果の通知 | 令和9年1月中旬 |
| プレゼン審査 | 令和9年2月15日(月)〜3月5日(金)(土日除く) |
| 採択結果の公表 | 令和9年3月下旬以降(申請件数次第で前後する可能性あり) |
プレゼンテーション審査(2次審査)は、1次審査を通過した申請について地域ブロックごとに開かれ、経営者自身が説明し、外部有識者と質疑応答をします。経営者の出席・説明は必須で、外部コンサルティング会社等の同席は認められません(金融機関による確認書を出した場合、その金融機関の担当者等は同席できます)。
主な要件
公募要領の「補助事業の要件」は次の4つで、すべて満たす必要があります。
- 補助対象経費のうち投資額が1億円以上(税抜き)。投資額は建物費・機械装置費・ソフトウェア費(資産計上するもの)の合計で、外注費・専門家経費は含みません。既存の老朽化設備の入れ替えなど、生産能力等が上がらない更新投資は認められません。
- 申請時までに、「100億宣言」が100億宣言ポータルサイトに公表されていること。
- 一定の賃上げ要件を満たす今後5年程度の事業計画を作ること。
- 日本国内で補助事業を実施すること。
賃上げ要件と返還
基準年度(補助事業を完了した事業年度)と比べた最終年度(基準年度から3事業年度目)の従業員1人当たり給与支給総額の年平均上昇率が、全国の直近5年間の最低賃金の年平均上昇率(4.5%、公募要領の「基準率」)以上であることが必要です。目標は「従業員の給与支給総額」か「従業員1人当たり給与支給総額」のどちらかを申請時に選び、従業員等に表明します。
- 目標を達成できなかった場合は、未達成率に応じて補助金の返還が求められます。
- 基準年度の給与支給総額(または1人当たり給与支給総額)が、申請時点の直近の事業年度を下回った場合は全額返還です。
- 天災など事業者の責めに帰さない理由がある場合は返還を求めないとされています。
賃上げの約束と返還のしくみは、賃上げ要件と未達の返還でほかの補助金と並べています。
額の計算
補助額は「対象経費×1/2」と「5億円」の低い方です(計算のしかた)。
| 対象経費(投資額1億円以上) | 計算 | 補助額 |
|---|---|---|
| 2億円 | 2億円×1/2 | 1億円 |
| 8億円 | 8億円×1/2=4億円 | 4億円 |
| 12億円 | 12億円×1/2=6億円 → 限度額 | 5億円 |
限度額5億円いっぱいになるのは、対象経費が10億円以上の計画です。
1次・2次の申請件数と採択件数
| 公募回 | 締切 | 有効申請件数 | 採択件数 | 採択倍率(公表値) | 追加採択 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1次 | 令和7年6月9日 17時 | 1,270件 | 207件 | 約6.1倍 | 4者 |
| 2次 | 令和8年3月26日 15時 | 872件 | 223件 | 約3.9倍 | 1者 |
採択倍率は100億企業成長ポータルの公表値です。採択件数を有効申請件数で割ると、1次は16.3%、2次は25.6%です(当サイト計算、追加採択を除く)。追加採択の数は、ポータルの本文に件数の記載がないため、当サイトが追加採択者一覧PDFの事業者の行を数えました。
1次は申請の6件に1件程度、2次は4件に1件程度の採択でした。1次審査の後にプレゼン審査があり、ほかの国の設備投資補助金(新事業進出・ものづくり補助金や省力化投資補助金)より投資額の下限が大きい制度です。
関連
出典
- 100億企業成長ポータル(中小企業基盤整備機構)(確認日 2026-10-01)
- 中小企業成長加速化補助金(3次公募)公募要領 Ver1.4(確認日 2026-10-01)
- 中小企業成長加速化補助金(1次公募)採択者の公表について(確認日 2026-10-01)
- 中小企業成長加速化補助金(2次公募)採択者の公表について(確認日 2026-10-01)
- 1次公募 追加採択者一覧(確認日 2026-10-01)
- 2次公募 追加採択者一覧(確認日 2026-10-01)
- 「成長加速化補助金」3次公募の公募要領を公開しました(ミラサポplus)(確認日 2026-10-01)
よくある質問
3次公募の締切はいつですか?
公募要領Ver1.4では、受付期間は令和8年9月29日(火)〜令和8年11月12日(木)15:00です。2026年9月29日の改訂で受付期間が変更されました。8月20日の告知にあった「9/29〜10/29」は変更前の日程です。
売上高が10億円未満でも申請できますか?
公募要領は、補助対象者の要件の一つとして「売上高が10億円以上100億円未満であること」を挙げています。
この記事の更新
- 2026年10月1日初版。3次公募(公募要領Ver1.4、2026年9月29日改訂)の内容で作成
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