申請の基礎
断熱リフォーム・窓の補助金:国の2事業の使い分けと、自治体の補助との組み合わせ方
窓や壁・天井・床の断熱リフォームに使える国の補助は、先進的窓リノベ2026事業とみらいエコ住宅2026事業(リフォーム)の2つです。工事の種類ごとにどちらで申請するか、みらいエコの「1つの居室」の組み合わせ要件、給湯器の工事と組み合わせると上限が変わる点、自治体の補助と重ねるときの決まりを整理します。
断熱リフォームに使える国の補助は、住宅省エネ2026キャンペーンの2つの事業です。どちらも工事を請け負う登録事業者が申請し、消費者は自分で申請できません。
どちらの事業か
先進的窓リノベ2026
- 1窓・ドアの工事
- 2性能と大きさごとの定額
みらいエコ住宅2026
- 11つの居室で組み合わせ
- 2窓+躯体の断熱(+給湯器かエアコン)
- 3家全体のほかの工事も加算
工事ごとの申請先
| 工事 | 申請する事業 |
|---|---|
| 窓のガラス交換・内窓・外窓交換・ドア交換 | 先進的窓リノベ2026(要件を満たす窓は、窓リノベの予算が残っている間はこちらだけ) |
| 壁・天井・床の断熱 | みらいエコ住宅2026(1つの居室での組み合わせ要件を満たす場合) |
| 給湯器 | 給湯省エネ2026(または、みらいエコの特定エコ住宅設備) |
| 節水型トイレ・高断熱浴槽・蓄電池など | みらいエコ住宅2026(組み合わせ要件を満たす場合) |
それぞれの額は先進的窓リノベ2026・みらいエコ住宅2026・給湯省エネ2026の記事に、3事業の比較は住宅省エネ2026の3事業の違いにまとめています。
みらいエコの「1つの居室」の組み合わせ
みらいエコ住宅2026事業(リフォーム)は、外に面した窓のある1つの居室(トリガールーム)で、決められた組み合わせの工事(要件化工事)をすることが補助の条件です。組み合わせは、その居室の外皮に面する全ての開口部の断熱改修と、窓の性能に応じた数の躯体(外壁・屋根/天井・床)の断熱改修です。
| 住宅の新築時期 | 窓の性能区分 | 必要な躯体の断熱の部位数 |
|---|---|---|
| 平成3年以前 | P/S/A/B・C | 不要/1/2/3 |
| 平成4年〜28年 | P/S/A/B・C | 不要/不要/1/2 |
この組み合わせに、さらに高効率給湯器の設置(1台)か高効率エアコンの設置(1箇所以上)を加えると「義務基準」の組み合わせになり、上限が上がります。
| 組み合わせ | 平成3年以前 | 平成4年〜28年 |
|---|---|---|
| 窓+躯体(次世代省エネ基準) | 50万円/戸 | 40万円/戸 |
| 窓+躯体+給湯器かエアコン(義務基準) | 100万円/戸 | 80万円/戸 |
給湯器を別の事業で申請していても、組み合わせに数えられる
みらいエコのリフォームのページには、「本事業において『高効率給湯器』の工事を申請しない場合でも、『給湯省エネ2026事業』または『賃貸集合給湯省エネ2026事業』にて補助対象となる交付決定を受けている時は、『高効率給湯器』の工事を行ったものとして取り扱います」とあります。
給湯器は補助額の高い給湯省エネ2026で申請し、断熱はみらいエコで申請する場合でも、義務基準の組み合わせ(上限100万円/80万円)を目指せる、ということです。どちらの事業で何を申請するかは、工事を請け負う登録事業者が交付申請を作るときに決まります。
自治体の補助と組み合わせる
都道府県や市区町村にも、断熱リフォームや窓の改修の補助があることがあります。組み合わせるときの決まりは次のとおりです。
- みらいエコのリフォームのページは、地方公共団体の補助制度は国費が充当されているものを除き併用可能としています。
- 住宅省エネ2026キャンペーンの公式サイトも、国費が充当されている制度は各事業と併用できないと注意しています。
- 自治体の制度には、「国の補助を受けた部分は対象外」「国の補助額を差し引いた額が対象」など、独自の決まりがあることがあります。自治体の要綱で確かめる必要があります。
当サイトの地域から探すで、地域ごとの掲載制度を見られます。
期限
3事業とも、予約は2026年11月16日まで、交付申請は12月31日まで(予算の上限に達した場合はその時点まで)です。2026年9月30日時点の予算に対する申請額の割合は、窓リノベ26%・みらいエコ8%でした。
関連
出典
- みらいエコ住宅2026事業 リフォーム(確認日 2026-09-30)
- 先進的窓リノベ2026事業 事業概要(確認日 2026-09-30)
- 住宅省エネ2026キャンペーン【公式】(確認日 2026-09-30)
よくある質問
内窓を1か所だけ付ける場合は、どちらの事業ですか?
窓の断熱改修は先進的窓リノベ2026事業が中心です。1申請あたりの補助額の合計が5万円以上であることが要件です。みらいエコ住宅2026事業は、窓リノベの要件を満たす開口部を補助しません(窓リノベの予算が上限に達した後を除く)。
市の断熱リフォーム補助と国の補助は一緒に使えますか?
住宅省エネ2026キャンペーンの公式サイトは、国費が充当されている制度は各事業と併用できないとしています。みらいエコ住宅2026事業のリフォームのページは、地方公共団体の補助制度は国費が充当されているものを除き併用可能としています。市の制度に国費が入っているかは、市の要綱や窓口で確かめる必要があります。
この記事の更新
- 2026年9月30日初版
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